リムハイト35mmはダテじゃない!カンパニョーロシロッコは手軽なグレードアップに最適のホイール

scirocco

ロードバイクに乗り慣れてきた人が「そろそろホイールをグレードアップしてみたい」と選ぶことの多いカンパニョーロのシロッコ。実際にはどのようなホイールなのでしょうか。その性能や魅力を徹底的に分析してみました。

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カンパニョーロシロッコって、どんなホイール?

シロッコはイタリアの自転車パーツメーカであるカンパニョーロ社が販売している、エントリー〜ミドルグレードのホイールです。カンパニョーロ社はシマノやスラムと並び、ロードバイク用コンポーネントを製造しているメーカーでもあるので、サイクリストなら知らない人はまずいないでしょう。当然ながら、その性能の高さにも定評があります。

まずはその外観から見てみましょう。

scirocco

https://www.campagnolo.com/

写真からはちょっとわかりにくいのですが、シロッコ最大の特徴はリムハイトの高さにあります。35mmという、ローハイトでもディープリムでもない絶妙な高さ。これこそがシロッコが人気を集める秘密です。

一般的に、リムハイトは高くなると空気抵抗が減少し、高速域で速度維持がしやすくなるというメリットがあります。また、物理的にリム部分が厚くなることで剛性が増し、ペダルを踏み込んだ力をダイレクトに推進力に変える効果もあります。トラック競技の選手やスプリントを得意とするレーサーがディープリムを愛用するのは、こうした理由があるからでしょう。

その一方で、ディープリムのホイールは重くなるデメリットもあります。これは単純にリムに使用する材料が増えるからで、特にヒルクライムなど軽さが重要な局面では重大な欠点になるでしょう。また、横風の影響を大きく受けやすく、特に海岸線沿いや峠など風の強い場所ではバイクの操作性が悪くなる場合もあります。

シロッコに採用されているリムの高さは35mmで、一般的にはミドルハイトと呼ばれるカテゴリになります。ディープリムほど空気抵抗を抑えてくれるわけではありませんが、その分軽くて強風時の操作性にも優れ、どんな場面でも使っていける汎用性の高さが特徴です。

 

また、カンパニョーロといえばスポークを3本ずつ束ねた「MEGA-G3」という組み方が特徴。もちろん、このシロッコにもG3組が採用されています。

リアホイールは片側にスプロケが装着されているため、どうしてもバランスが悪くなりがちです。その問題を解決するべく考案されたのが「MEGA-G3」で、右スポーク2本に対し左スポーク1本というアシンメトリーなパターンで組むことで、左右のスポークテンションを一定に保つことができます。こうすることでバランスの向上はもちろん、乗り心地や空気抜けの良さも実現しているのだとか。

ただ問題を解決するだけでなく、外観の美しさを損なわない方法を模索するのは、さすがイタリアのプロダクトといったところでしょうか。実際、このスポークの組み方に憧れてカンパニョーロのホイールを選ぶサイクリストは少なくありません。

scirocco

https://www.campagnolo.com/

ちなみにスペックは以下のような感じです。

 

シロッコ(Scirocco)

タイヤタイプ:クリンチャー
リムマテリアル:アルミニウム
タイヤサイズ:28″
リムハイト:前後35mm
リム幅:22mm
リム内幅:C17
適合タイヤ幅:25~50mm
スポーク:エアロタイプ、フロント:ラジアル16本、リア:G3パターン21本
ハブ:アルミボディ
重量:1,755g

35mmのリムハイトに加え、最近のトレンドであるワイドリム、メンテナンスフリーのシールドベアリング採用で非常に使いやすい構成になっています。リムハイトが高いため重量は1,755gと少しだけ重めですが、それでも完成車付属の鉄下駄に比べると、交換する価値は十分にあるのではないでしょうか。

 

シロッコとゾンダ、どう違う?

カンパニョーロはエントリーグレードからハイエンドまでさまざまなホイールを製造しています。この中で、同じような価格帯のためシロッコと合わせて検討されることが多いのがゾンダです。「迷ったらとりあえずゾンダ」と言われるほど評価が高く、愛用するサイクリストも多いこのホイール、シロッコとは何が違うのでしょうか。

ゾンダ

https://www.campagnolo.com/

スペック上の違いを、ざっくりと書き出してみました。

リムハイト:シロッコ前後35mm/ゾンダ前27mm後30mm
ハブ:シロッコ:シールドベアリング/ゾンダ:カップ&コーン
重量:シロッコ1,755g/ゾンダ1,540g
実売価格:シロッコ30,000円前後/ゾンダ40,000円前後(Wiggleでの実売価格)

細かい点を言えばもう少し違いはあるのですが、ひとまず購入検討する上ではこのあたりをおさえておけばいいでしょう。シロッコに比べるとゾンダはリムハイトが低く、重量が軽く、価格が少し高いという違いがあります。
また、カンパニョーロは低価格モデルにはメンテナンスフリーのシールドベアリングのハブを、ミドルグレード以上にはカップ&コーンのハブを採用する傾向があり、その点も比較対象となるでしょう。(日本国内のカタログを参照しています。)

実際の乗り心地の違いで比較すると、35mmのリムを持つシロッコは高速巡航性に優れていて平坦路を得意とするホイール。またゾンダは軽く、シロッコに比べると細い点で少しずつアップグレードされているので、よりオールラウンドに使えるホイールと考えるといいかもしれません。

……ちなみに、カンパニョーロホイールの特徴でもあるラチェット音はゾンダもシロッコも大きな差はありません。どちらも大きな音でよく鳴ります。個人的には、新品から200〜300km乗ってこなれてきたあたりから爆音になると感じています(笑。

 

「レーシング4」と比較してみる

競合他社のホイールも少し見てみましょう。シロッコを購入検討する際、その対抗となることが多いのは、やはり「レーシング4」ではないでしょうか。カンパニョーロ社の子会社であるフルクラムが製造するホイールで、シロッコと同じ35mmのリムハイトを持つモデルです。

レーシング4

https://www.fulcrumwheels.com/

「比較」と書いておいてなんですが、シロッコとレーシング4、この2つのモデルは非常によく似ていて、実は大きな差はありません。最大の特徴であるリムハイトはどちらも35mmで、リムやスポークの材質も同じ。カタログ上ではレーシング4のほうが30g軽いという違いはありますが、正直誤差の範囲と言っていいでしょう。

最大の違いは、見た目からもわかるスポークの組み方でしょうか。シロッコはカンパニョーロ定番のG3組、レーシング4はフルクラム定番の2to1という組み方になっています。
これにより、シロッコは空気抜けがよく抵抗が抑えられるので、高速巡航性能に優れている。またレーシング4は隙間なくリムにスポークが張り巡らされているので剛性が高く、反応性に優れていると言うことができます。

ただ、実際のところはそれも劇的な違いというほどではなく、仮に同条件で乗り比べても違いはわからないという人もいます。そのため、スポークの組み方やリムのデザインなど、見た目の気に入ったほうを選ぶというのもアリな選択肢かもしれません。

 

カンパニョーロシロッコはどんな人におすすめ?

35mmのリムハイトを持ち、高速巡航性に優れたシロッコ。このホイールを買って幸せになれるのはどんな人でしょうか。少しまとめてみましょう。

リムハイトの高いホイールを手軽に楽しみたい人

まずシロッコをおすすめしたいのは、最大の特徴でもあるミドルハイトのリムを楽しみたい人です。

せっかくならディープリム……という人もいるかもしれませんが、リムハイトがあまり高いホイールは重く、横風に弱いため汎用性に欠けるのが大きなデメリットです。
また、ディープリムは重さを抑えるためカーボンモデルが多く、そうなると価格もかなり跳ね上がります。モデルによっては7〜10倍もの価格差になることも……。

もちろん、リムの高さにこだわりたい人や、スプリントに特化したバイクを組みたい人はそれでもいいのですが、それよりは汎用性が高く手軽に購入できるミドルハイトのホイールで使い勝手を試してみて、自分にあったホイールかどうかを見極めてみてもいいと思います。

愛車を手軽にドレスアップしたい人

カンパニョーロ定番のG3スポーク組と、適度な高さのリムハイトを持つシロッコは、愛車を手軽ドレスアップしたい人にもおすすめです。特に最近はエアロロードがトレンド化していることもあり、リムハイトが高いホイールが人気を集めるようになってきました。

ただ、先にも紹介したようにいきなりディープリムホイールを購入するのは価格的にも、そして使いやすさの面でもおすすめしにくい部分があります。その点、シロッコなら価格的にも選びやすく、手軽にドレスアップすることができるでしょう。

 

どうせならお得に買いたい……おすすめはどこ?

ロードバイクのホイールを購入する場合の選択肢はいくつかありますが、価格重視で選ぶなら、おすすめはやはり海外系の通販サイトです。最近は海外系であっても日本語表示されるサイトも増え、以前に比べると購入のハードルはぐっと下がりました。

scirocco

https://www.wiggle.jp

中でもおすすめなのはサイクリスト御用達のWiggleです。購入価格は時期にもよるので一概には言えませんが、国内の一般的な販売店と比べると1万円以上の価格差があることもざらです。だったら、通販サイトで安く購入して、差額でタイヤもアップグレードしたほうがいですよね。(これをロード沼といいます)

また、Wiggleは日本語表示されるのはもちろん、対応の速さやトラブル時の対応など全般的に評価が高く、安心して購入することができるのも嬉しいポイントです。

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シロッコは、愛車に新しい特徴を加えてくれるホイール

高速巡航性に優れたミドルハイトのリムを試したい人や、愛車のドレスアップを考えている人に特におすすめしたいカンパニョーロのシロッコ。見た目も機能もいい意味でクセがあるため、あなたの愛車に新しい特徴を加えてくれるでしょう。特に近年トレンドのエアロロードが気になる人は、ぜひチェックしてみてください。

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