【4iiii】トレーニングの目安に、レースのペース配分に!パワーメーターPrecisionを導入してみました

パワーメーター

会社の自転車部の先輩 @shin からの寄稿です。

とうとうパワーメーターを導入したらしく、インプレ記事を書いていただきました。

 

パワーメーターとは?

パワーメーターとは、自転車を漕ぐ時の力を「W(ワット)」という単位で見える化することが出来る自転車ガジェットです。

W(ワット)は、その名の通り、物理で習った「仕事量」の単位です。自転車関連のガジェットでは、サイクルコンピューターに始まり、ハートレートモニター(心拍計)が続いて、最後にパワーメーターを導入するのが多くのサイクリストではないでしょうか。

ざっくりとした値段感としては、GPS付きサイクルコンピュータが低価格なもので1万程度(Bryton Rider 10など)から、ハートレートモニターも1万円程度から購入できる(いずれも定価ベースで)のに対して、パワーメーターはそもそもの定価が安くとも7万超という高価格になっており、ホビーサイクリストにとってはまさに「高嶺の花」とも言うべき存在の自転車ガジェットとなっています。

ハートレートモニターまでは持っているけど、パワーメーターは持っていない、そんなサイクリストは多いのではないでしょうか。

 

なぜパワーメーターを導入するのか?

それは憧れだから!(間違っていませんが、そういう話ではありません)

パワーメーターを導入することで、自分が「どれだけの力を出力」して自転車に乗っているのか、ということを視覚化することができ、それによって「ペースの維持/配分」に役立てることが可能となります。

例えば、同じ道を向かい風と追い風の時に、同じ速度で走るのでは、サイクルコンピュータでは、速度やケイデンスはわかります。ハートレートモニターでは、身体にかかる負荷は視覚化されわかります。この向かい風のときと追い風のとき、それぞれ必要なパワー(W)が違うということを視覚化することができるのがパワーメーターの主な役割です。速度やケイデンスだけでは、パワーコントロールは出来ません。プロ選手は当然、サンデーレーサー、ホビーレーサーと呼ばれるような人々にとっても、トレーニング時、またレース時の自分のペース維持、体力配分を考えるための目安ともなるでしょう。

また、パワーメーターを導入することで、FTP(Functional Threshold Power)を計測することも可能になります。ざっくり説明すると、時間あたりに継続して出力可能なパワー(仕事量)、というものになります。例えば、FTP300W、であれば、1時間300Wを継続することが出来る、というものです。なお、FTP通りに出力すると、ぶっ倒れる可能性もありますので、お気をつけ下さい笑

 

パワーメーターを導入したほうがいいサイクリストとは?

「トレーニング効率を上げてレースで結果を出したい!」と考えるサイクリスト全てに言えるのではないでしょうか。

ツーリングで、街乗りで、というユーザーにはパワーメーターのような高価な機材は全く無用の長物ですが、「レースで結果を出したい!」と考えるサイクリストには、自己を振り返るためにも、パワーメーターは有って困るものではなく、むしろ必要なアイテムのひとつであると言えるでしょう。

 

パワーメーターのメーカー、種類は?どこで買える?

パワーメーターにも色々と種類があります。代表的なモデルを紹介(ついでに、今回買った4iiii Precisionもご紹介)します。

SRM POWERMETERS

おそらくプロチームでの導入が最も多いメーカーではないでしょうか?

クランク一体型の製品です。あらゆるメーカーのクランクに対応しています。

Shimano、Campagnolo、SRAMの3大コンポーネントメーカーは当然に、FSA、SRAM、Cannondale、SPECIALIZED、ROTORにも対応しています!

ただ、そのクランクもフラグシップモデルのみだったりするのは、やはりトッププロチームなどでの利用が前提だから?

ホビーレーサー、サンデーレーサーには、本当に高値の花ですね・・・!

パワーメーター

http://www.srm.de/product/powermeters/

 

Garmin Vector 3

GPSサイクルコンピューターでも不動の地位を獲得しているGarmin(ガーミン)社が提供するのがこのペダル一体型のVector 3。今お使いのクランクを問わずに導入することが出来るのがペダル型の最大のメリットになります。ペダルは、Look Keoとの互換モデルになっていますので、Look Keoを利用している人は、シューズのクリートも取り替えることなく利用出来るようになっています。ペダル型のため、ペダルのどこに力が入っているか、という分析データを出すことが可能になっています。

パワーメーター

https://www.garmin.co.jp/products/intosports/vector-3/

 

Pioneer ペダリングモニターセンサー

Pioneerが提供するペダリングモニターセンサーシリーズ。対応するのは、Shimanoクランクのみになっていますが、105以上のモデルが対象となっています。Pioneerのペダリングモニターセンサーの特徴は、なによりペダリング時のベクトル分析が出来る、というものです。ペダリングは綺麗な円運動且つ、時計に例えると0時から4時までの間にパワーを伝えるというのが最も効率が良いとされています。そこで自分のペダリング時に足が正しく円運動でパワーを効率的に伝達できているか、というのを視覚的に捉える事ができるのがパイオニアのペダリングモニターセンサーになります。

パワーメーター

http://pioneer-cyclesports.com/jp/

パワーメーター

また、パイオニアのパワーメーターは両クランクに装着するのが最大限のデータを取れる方法ではあるのですが、左側片側だけ、という使い方も可能となっています。まぁ、左型片側だけでも、結構なお値段するのですが・・・

 

Stages Power meter

左側片側クランクのパワーメーターで有名なStages社。ラインナップはShimano、Campagnolo、Cannondale、FSAに対応しています。特にShimanoは、105グレード以上が対応しており、CampagnoloはChorus以上と、比較的ユーザー層が多いモデルを含めて対応しているのが特徴になっています。定価のお値段はパイオニアよりは少し安い程度です。ただ、このメーカーのパワーメーターは、海外通販での取り扱いも多く、ディスカウント率が高いため、結果として比較的安価に手に入れることも可能なモデルになっています。

特に2018年末にモデルチェンジのあったShimano105の旧型シリーズ「FC-5800」の左側クランクのモデルはセールとなっていますので、対象ユーザーでパワーメーターが欲しい人はお早めに!

パワーメーター

https://brand.intertecinc.co.jp/stages/power-meter

 

4iiii Precision

今回、私が購入したパワーメーターがこちら、4iiiiのPrecision。

4iiii Precision XTR M9000 Left Arm Powermeter

利用しているバイクのクランクがFC-6800 Ultegraでクランク長が165mmなので、それに適合したモデルを購入しました。Stagesと同様、こちらの製品もクランクの左側を交換してインストールするタイプになっています。4iiiiというメーカー、購入する前に素性を調べてみたところ、ツール・ド・フランスにも出場しているクイックステップチームの公式機材としての採用(スポンサード)をしているようですので、製品としての素性も大丈夫そうだな!というのが購入を後押ししました。なお、購入したときは、Stages以上の大きな割引率であったというのが大いにありますが笑

 

パワーメーターが届くまで

今回購入したパワーメーターですが、私が利用しているクランクが既にモデルチェンジしたUltegraの前シリーズモデル(FC−6800)なため、メーカーとしては「在庫処分」的な意図もあったのか、定価のおよそ半額以下で今回は購入することが出来ました。

今回の購入先は、ProBikeKitです。4iiiiのパワーメーター購入時には、配送追跡が無料配送でもセットされていました。以前に買い物をしたときは、追跡が無しだったため「いつ届くんだろうか・・・」というので少しドキドキだったことを思い出します。

パワーメーター

配送されてきた箱にはばっちりと「EMS」のシールが貼られていました。

 

パワーメーター4iiii Precisionを使ってみて

セッティング・インストール編

まずはセッティングから。既存のクランクアームの左側(ノンドライブサイド)を外します。なんの変哲もなく外します。外して、溜まったゴミをまずは取り除きます。しっかりとディグリーザーを吹き付けて、ウエスで拭き取り、準備完了。クランクシャフトに適度にグリスを塗りつけ、パワーメーターの付いたクランクアームに交換です。クランク交換をしたことのある人ならば、全く問題にならない作業です。さくっとクランクを交換が終われば、バイクへのインストール作業は完了です。正直、拍子抜けのレベルです笑

 

ペアリング編

今度は、パワーメーターからの値を受けとる「サイクルコンピューター」とのペアリングです。私が使用しているGarmin Edge 130でのペアリングになります。まずはGarminをセンサー追加の状態で待機させます。パワーメーターのマニュアルによると「何度か回すと電源が入るようになっているから、ペアリングするときはくるくる手で回せ」と書いてあります(なお、英語)。指示通り、クランクを逆回転させると、Garminから「機器が検出された」とアラートが出るので、ペアリングを実行させると「パワーメーター」であることを認識し、「ライド前の校正は実施するか?」というアラートが出たので「Yes(はい)」と解答し、ペアリングが終了。これまたあっさりと終わり、拍子抜け。

あとは、Garminでパワーが表示されるように設定。「平均 -3秒」というのが過去3秒の平均出力、ということのようです。他にも平均(全平均)、最大パワー、などの表示に変えられるようですが、さっきまでの出力、ということで、先の設定で通常は良いのではないかと思います。

 

実走編

さて、パワーメーターのインストール後すぐに、自転車部の面々との伊豆大島合宿を実施したため、パワーメーターを利用した実際の走行になりました。

実際、走ってみて、サイコンの画面と睨めっこしながら走ってたら事故ってしまうので、走った後の結果を見てみて、という感想になります。

まず最初に。「1回のライドでは何がよかったのか」わかりません笑

「あー、ここでパワーがかかってたのね」というのはわかるものの、それが良いのか悪いのか、という判断は1度ではつきません。同じコースを二度三度走ってみて、というものになると思います。

今回パワーメーターをインストールして初めてのライドだったのですが、Garmin、心拍計、そしてこのパワーメーターを連携させることで、Garminに「VO2Max」を表示させることが出来るようになりました。VO2Maxについての詳しい説明は、こちらの動画に譲るとして、簡単にいうと、最大酸素摂取量、つまりどれくらいの運動強度に耐えられる(耐えられたの)か、という指標のようです。

ちなみに、私は年齢と体重からすると、良好な範囲になっていました!(次回のやる気出た

実際、今後のトレーニング時、特にローラー台トレーニングでは、パワーを下げずに一定時間走り続ける、というようなトレーニングをしてパワーマネジメントを体に覚えさせる、というのが良いと思っています。

まとめ

サイクルトレーニングのための指標、自身の走行情報の可視化を実施したいと感じている人は導入して間違いなく損はないでしょう。左クランクアームタイプですと、価格もパワーメーターとしてはお手頃な部類ですし、取り付けも難しくありません。実際、両側クランクタイプや、ペダルタイプに比べると誤差が大きいとも言われていますが、正確な数字よりも、指標として表示させることに価値が大きいと使ってみて感じています。

初級者を抜け出して、中級者目指すぞ!という思いを持っているサイクリストには手を出して欲しいと思える機材です!

 

それでは、よいサイクリングライフを!!

4iiii Precision XTR M9000 Left Arm Powermeter

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